都民塾

都民塾だより No.93

 第93回都民塾(塾長 立石晴康元東京都議、代表世話人 野口和久)が、令和4年9月15日(木)午後6時半から、東京・中央区の築地本願寺2階講堂で、ライフスタイルジャーナリストの吉野ユリ子氏さんを講師に招き、「人生100 年時代を迎え、アンチエイジングの最前線では何が行われているか?」をテーマに開かれ、出席者は熱心に聞き入った。

 吉野さんは、1972 年生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。女性誌や広告、WEB を中心に企画・編集・執筆などを通して、女性のための豊かなライフスタイルの提案を行うほか、講演、キャスティング、コンサルティングなどでも活動している。

 人生100年時代を迎え、幸せに生きるために手に入れたいものは?「財産、肩書、若さ、愛、友人、経験、美しさ、元気などがあるが、全て『美』と繋がっています。残された時間の過ごし方、自分がどうポジティブに動けるか。いつまでも若々しく自信あふれる人生を送るためにアンチエイジングの最前線では何が行われているかを話したい」と語り出した。

 老化とは何か?「老化には、脳、内臓、身体機能、見た目(美容的要因)があります。脳の老化は判断力や認識する力が失われ、我慢できなくなったり、涙もろくなります。脳を刺激することで前頭葉が元気になるようにしてほしい。美容的老化は、顔のシミなどの:酸化と張りのない肌といった糖化という2つのメカニズムにあるので、この攻略が大事です」

 若々しい外見に繋がる清潔感と品はどこから生まれるのか?「外見のアンチエイジングのキモは、清潔感と品にあります。若々しい外見とは、肌と体型によってもたらされます。清潔感と品は、シミ、しわ、たるみ、くすみ、ゆがみ、白髪、薄毛、加齢臭の撃退で得られます。それには、食事、運動、睡眠、ストレスなど生活習慣を見直してみることです」

 そして、「いつまでも若々しく自信溢れる人生を送るために、溢れ返っている美容情報の中から、本当にいいものを選別。そのことでご自身も周囲の見る目も変わることで、心も活き活きと変わっていってほしい」とアンチエイジングを叶えるための処方箋として注目されている化粧品とクリニックを紹介した。

 「成分では、幹細胞が注目されており、CICA(シカ)、リポソーム、CBD(カンナビジオール)、NMN(ニコチンアミド モノクレオチドといった化粧品があり、美容クリニックでは、ボトックス、ウルトラ V リフト、ウルセラ、サーマクールなどがあります」

 最後を「若々しくあるには、健康で清潔で溌溂を心掛け、家族や友人にポジティブなパワーを、後進に仕事の希望を与え、新しい出会いをつくることです」とまとめた。

 今回の講演は、都民塾では珍しいテーマだったが、質疑応答では、「コロナ禍のなか、マスク美人が言われるなどコロナとアンチエイジングの関連について教えてほしい」といった時期に叶った質問が飛び出すなど大いに盛り上がった。

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